ドーバーを渡ろう Let's across the dover 1 2 3 4 5 6 ユーロtop map


4  プリーズプリーズミー


チャンス?

あ〜、ボクは一体どうすればいいのだ?

ふと思った。
誰か車に乗せてくれれば・・。



そこで受付の人に質問してみた。

「誰か他の客の車に乗せてもらって乗船するのはありですか?」


「う〜ん、まあそれは・・。でもあと1時間で出発だし・・。
 そんな人いるのかしら?」



むー、絶対ダメではなさそうだぞ〜。


静かな波止場

建物の外には
2、3台の車がひっそりと停車している。

乗客って一体どこだ?
何処を見渡しても、車と言えばそれっきりだ。


む〜、あきらめて帰ろうかな・・・。

いや、どうせ同じく苦労するなら、とりあえず聞いてみっか・・。

一番前の車にいたのは
若い学生風の男。

中でうたた寝していた。

ベルギーへ行くのですか?と聞いたが、なんだか要領を得ない返事。

乗客じゃないのか・・。

ボクはあきらめて波止場を後にした。
だが、港をゆっくりと来た道へ戻る途中、ふと何かが囁いた。

ひょっとして、さっきの人に
ちゃんと言葉が通じてなかったんとちゃう?と。

そこで
勇気をだして、もっかい戻って


再びエクスキューズミー!!


するとやっぱり船を待つ乗客だった!


I don't have a car!



ボクは拙い英語を絞り出して、車に乗せてくれと懇願した。

「I have a money!」

たかる気はないことを力説。
とにかく乗るだけでいいのだ。


しかし・・。

荷物でいっぱいで、乗る場所が無いという理由でダメだと・・。

彼はいう。
後ろにいる車の方がでかいから聞いてみろと。


あ〜、でも後ろの車なんだか怖そうなんだよ・・。
あんたに声かけるのでやっとだったんだよお・・・。



だがそれ以上厚かましくは頼めなかった。
諦めるか・・。


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