ルーラメイ
マダムの家は、小さなアトリエ風で落ち着いた雰囲気。
古い白壁に合うように、家具がうまく馴染んでいる。
お兄さんがパソコンで調べてくれている中、家の中をきょろきょろ。
むしろここに泊まらせて欲しかった。
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探していたユースはこの辺にはなく、(なぜか)
さらに坂を越えた方に
別のユースがあるらしい。
マダムに礼を行って外へ出る。
お兄さんによるとルーラメイってとこまで歩けばいいとのこと。
すぐ近くだ、お兄さんはそういう。
お兄さんはドイツから仕事の帰りらしいが、一体何の仕事だろう?
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言葉の壁により、それ以上の会話は断念。
礼を行って再び歩き出す。ルーラメイまで。
それより、ルーラメイって一体なんだ?
そのうち、ルーラメイとはラメイ通りのことだと分かる。
すぐ近くといいつつ、有名なサンクレール寺院の脇を通り
坂を上って降りてかなり歩き続けた。
でようやくルーラメイに。ああ、あれかも・・
Le Montclair モンクレー
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ホテルといっても、独立した建物ではなく、集合したアパルトマンの一角なので、街の景観にとけ込んでいてほんとに見つけにくいんだなー。
しかし!
ユースの部屋は満室だった。部屋が満室なのは、この旅で初めて・・、
予想外の展開に発狂寸前である。
僕は疲れてヘトヘトだった。
しばらく、そこのソファーでぶっ倒れた。 |
パニックパニック
もう時間は夕方。
だが僕は、ユースじゃなければダメだと思いこんでた。
(しかし、実際ユースはそこまでいいものでもない、
と気付くのは帰国した後。)
他のユースの住所は、北駅に預けたリュックの中に忘れている。
また北駅か・・。
さらに、リュックを出すのに再びロッカー料金を取られる。
ルーラメイからの眺め。正面は本屋。
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実はこのユース(モンクレー)から、
歩いて1分の所に、
別の駅があるのに、
知らないので、先ほどの駅まで再び坂道を
延々と引き返す。
まるで悪夢である。 |
ここまで無駄に歩き回った原因は地図にもあった。
これを見てください。
真ん中から少し上辺りがモンマルトル周辺。
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無料でもらった地図の一つ。無数の路地が交差している。すべてアルファベット。
バスに乗っても行きたい方向と逆に連れて行かれたり、余計に遠くに行ってしまったり。
この地図では 自分のいる場所すら見つけるのに苦労した。 |
迷いに迷いながら、やっと見つけたユースがまたも満室・・。
ついにあきらめ普通のホテルを探すことにした。
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