12.晩餐会
お膳立てされているように、いろんな事が
不思議と上手く進むこともあるものだ。
宿のロビーに戻ると、
フェリーの連中が数人集まっていた。 毎年このピュージャンにやってくるという
日本人のおじさんが、若人達に
食事を奢ってくれるらしいのだ。
僕もちゃっかり便乗さしてもらった。
その50過ぎのおじさんに連れられ、
僕らは10人くらいでおじさんお勧めの店に向かった。
そこは全員で円卓を囲んで食べる、大きな料理屋だった。
食事は非日常と旅の希望に満ちているだけで盛り上がる。
数日前、一人でフェリーに乗船したのに、
気がついたら知らない人らと
知らない場所で晩餐会をしている。
こんなことは、全く考えてもいなかった。
ああ〜なんて偶然とは面白いんだ!
|
|
|
もうほとんど記憶から無くなってきた晩餐会の模様。
何を食べたんだろうか?
|
|
|
|