OSAKA-TOKYO
SPRING 2015
わくせいひつじ08番/top 
2015春/大阪東京 1
新大阪駅は好きな駅。まだ色濃く残る昭和感。
キオクに残る色あせたイメージ。乗り換え時間があったので、
初めて外側から撮影してみる事にした。
いいスロープやなあ。手前の陸橋もよいなあ。
岡山駅の東口もリニューアルされる前はこんな感じだったなあ。
わざわざ新大阪で降りたのは、東京までこだまで行くため。四時間です。安いチケットなのです。
2
品川駅から五反田駅まで歩くことにした。

道が分からなくなって、地図を持たない僕は、おばちゃんに道を尋ねた。
ごーたんだまで歩くの?と驚かれたが、
すぐスマートフォンで道を教えてもらった。

そうか、町は情報端末を持った人たちで溢れかえっているのだ。

五反田駅。これは山手のホームか。
東急の方の駅は駅ビルのなぜか4階にあって、
そこまでエスカレーターなどで上がらなければならなかった。
便利なの不便なのかよく分からない。
ただ買い物に困らないのは確かだ。
滞在先は洗足池というとこ。通る駅すべて、町が広がっていた。
洗足池駅前
これが滞在先の妹家族が住むマンションではない。
3
高円寺へ行ってみた。
岡山市から撤退したドーナツ屋。
予想より商店街が短かったので、ドーナツ食べてから、
お店の人に、高円寺のメインストリートはここだけですか、と聞いたら
商店街は駅の反対側にも広がってた。
歩く所はいくらでもあって、もういいやと思った。
絵本を買う。
個人経営の古着屋が消え去って行くなか、しゃれた古着屋が至る所に。
ただこれは、少しニュアンスの違う古着屋である。

直感アンテナが鈍るとへんな所へ迷い込み無駄に歩く。
高円寺を後にし、まえから気になっていた、
都電荒川線に乗るためJR大塚駅まで行く。
小学生の横で、完全にてっちゃんと化す。
ただ思っていたほど面白くなく。
あっさり早稲田着。
もとめていた昭和の景色はほとんどない。
歩いた通りが良くなかったのか。

そのまま、漱石坂とかいう長い坂を超えて
牛込柳町という駅まで歩き地下鉄に乗った。

この日はさらに新宿周辺も歩いた。

4
ファミリーな待ち歩き。

白金高輪

高級マンション立ち並ぶ一角にあるベーグル店。
仕事の調査をかねて食べに来た。
新丸子
おすすめの珈琲屋ということで。
ここはおいしかった。
そのまま歩いてとなりの武蔵小杉という
振興開発の町へ。
東急の1沿線の駅が岡山駅前と同規模。
都心へ出る必要もない。

ほんで
おおお


期待したら、ぷしゅー的な。

ドリップじゃなかった。
5
残りの日々もひたすら歩くだけの生活を繰り返す。
高速バスの予約は結局前日になる。

東急ラインが気に入ってしまう。
値段の割に良い珈琲に出会えない。

友達を待つあいだ、銀座と新橋間を3往復する。

飲み屋が履いて捨てるほどあるけど、飲み屋に縁のない僕には
何の意味ももたない。

新橋駅前の梅田第四ビルみたいな昭和な建物で750円もする珈琲を飲む。

15年ぶりくらいに、渋谷へ行った。
渋谷のスクランブルを無事に渡ることができた。NHK前から循環バスで、
ぐるぐる30分くらい渋谷、恵比寿を車内観光したのち、
代官山でおりた。
渋谷、南青山、表参道を通って渋谷へ帰る。
ぞろぞろ、ぞろぞろみんなどっかへ歩いている。
なんだか知らないけど、止まっては行けない気がした。
というか、止まれない。
ヒカリエへ戻った。
吉祥寺へ行く。
イメージと全く違う。
めちゃ人がいる繁華街。
少し岡山に分けてくれてもよい。

そして東急線もほしい。

帰る晩、東京駅前を冷や汗をかきながら
必死の形相でダッシュする人がいた。
僕のことだ。
バスの場所が分からず、出発時間が迫ったからだ。
スマホを持つ現代人には到底理解出来ないだろう。
高速バスに乗って翌日、大阪を経由し岡山へ。

大阪がクッションとなって、家へもどるもそれほどギャップは感じずにすんだ。
大阪は東京よりまだ昭和感が漂っている。
いつも買う、阪神百貨店そばのチケットセンターでバスのチケットを買うも、100円しか安くならない。
以前はもっと安くなっていたのに。

夜、暗闇の町へもどる。
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